歯の神経を取ったのに、痛いんですけど・・・。

歯の神経を取ったのに、痛いんですけど・・・。

こんにちは!!

小泉デンタルクリニック院長の小泉です。

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今年の冬は暖冬でしたね。さらに新型ウィルスも流行しており、周囲の状況が刻々と変わっていく中どのように過ごすべきか、問われているような気がします。

皆さんも、手洗い・うがいを徹底し、感染防止対策を行って頂ければと思います。

 

クリニックで診療をしていると、かなり前に治療した歯が痛くなった、歯ぐきが腫れてきたなどの症状の方が多くいらっしゃいます。

神経を取ったのに痛みが出ているのはなぜでしょうか?という質問もよく耳にします。

神経を取り、かぶせていた歯に痛みや腫れが出る。

なぜ起こるのでしょうか?

今回は、そんな神経の無い歯の痛みについて、お話いたします。

 

1.「神経を取る」ということは?

 

歯の内部には、歯髄(しずい)と呼ばれる神経と血管の集合体があります。

「神経を取る」ということは、歯髄を取るということです。専門用語で「抜髄(ばつずい)」といいます。

歯に虫歯が出来、ドンドン大きくなると歯の内部まで進行していきます。

そして歯髄にまで達してしまうと、歯髄に虫歯のバイ菌が入り込み炎症を起こしてしまいます。

その結果、歯がズキズキと痛みだします。

歯髄はバイ菌に感染しているため、取り除かなければ痛みを消すことは出来ません。

したがって、麻酔をし虫歯を取り、歯髄も取り除くことになってしまいます・・・。

 

2.神経を取った後は、どうなる?

虫歯を取って歯髄も取る。これで終わりではありません。

歯髄を取った後、歯髄があった管の中にバイ菌が残っている場合があります。

そのバイ菌を消毒し、管の中が空洞にならないようしっかりお薬をつめていきます。

この管の消毒を「根管治療(こんかんちりょう)」お薬を詰めることを「根管充填(こんかんじゅうてん)」といいます。

(根管とは歯の根の中にある管のことです。そこに歯髄があります。)

その後、虫歯の大きさによって、差し歯や詰め物を作製していきます。

これで、その歯の治療は終了です。

 

3.なぜ神経を取った歯に痛みが出てしまうのか?

歯髄を取った歯は、虫歯になっても痛みを出すことはありません。

しかし、歯髄を取った後も痛みや歯ぐきの腫れを出してしまうことがあります。

これには、いくつかの原因があるのです。

① 根に膿が溜まってしまう

歯髄を取った後、最終的に根の管の中にお薬をつめていきます。

このとき管の中にバイ菌が残ってしまいう事があります。

残ったバイ菌は、管の中でドンドン増え続け、最終的には根の先端に移動していきます。

すると、根の先端に集まったバイ菌たちが膿の袋を作ってしまいます。

この膿の袋が大きくなってしまうと、噛んだ時に痛みが出たり、歯ぐきが腫れてしまったり、歯がグラグラしてしまったりします。

この場合は、再び根の治療を行わなくてはなりません。

② 根が折れてしまう

歯髄を取ってしまった歯は、神経と共に血管も取り除いてしまいます。

その結果、歯の内部に血行がなくなってしまい、歯は時間と共に乾燥していきます。

乾燥した歯は非常に強度が弱まってしまいます。

何か硬いものを噛んだり、強く噛み締めたり、歯ぎしりをしてしまうと、その力に耐えることが出来ず、歯は割れてしまいます。

歯が割れてしまうと、咬む時に痛みが出たり、隙間からバイ菌が入ってしまい歯ぐきが腫れてしまいます。

折れてしまった歯は、最悪の場合抜かなくてはなりません・・・。

 

4.まとめ

神経が無い歯は、痛みが出ないと思いがちです。

しかし、神経を取った歯でも痛みが出てしまうことは多くあります。

そして、その後の治療は、非常に困難になってしまいます。

神経を取ることで、歯の寿命はかなり短くなってしまいます。

虫歯を大きくし、神経を取るような状況にならないために、定期的なメンテナンスが重要です。

虫歯は、早く見つけることが出来れば、早く簡単に治療を終えることが出来ます。

皆さんの歯の神経を守るために。

是非、定期検診にお越し下さい!!

 

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